朝鮮民主主義人民共和国外務省代弁人談話
朝鮮民主主義人民共和国 外務省 代弁人談話
米国の侵略と干渉策動が極度に傲慢な地境に至っている。
7日、トランプ行政府はシリア・アラブ共和国が化学武器を使用し民間人たちを虐殺したという口実のもとにシリア政府軍の航空基地に対して大量的なミサイル攻撃を敢行した。
シリアに対しての米国のミサイル攻撃は主権国家に対する明々白々な侵略行為として絶対に容認されることではなく、我らはこれを強く断罪する。
世界はシリアに対しての米国の今回の軍事的攻撃を通じて、誰が平和の狂乱者であり破壊者であるかをはっきりと目撃している。
超大国を自任しながら核武器を持つことができなかった国々だけを選んで横暴な暴行を行ってきたのが歴代の米行政府であり、トランプ行政府もやはり少しも変わらない。
一部ではシリアに対する米国の今回の軍事的攻撃が我らを狙った何かしらの「警告」の行動だと騒ぎ立てているが、それで驚くような我らではない。
今回のシリアの事態は我らに帝国主義に対する幻想は絶対に禁物であり、ただ自力があってこそ帝国主義の侵略から自己を守ることができるという血の教訓を改めて骨の深くに刻みつけた。
核武力を中枢とする無盡莫強の我らの軍力は、米国の破廉恥な強権と専横、侵略策動を打ち壊し国の自主権と民族の生存権を守る正義の宝剣となっている。
今日の現実は、力にはただ力で対抗しなければならず核武力を非常に強化してきた我らの選択が千万回でも正しかったということを実証している。
我らは日を増して無謀になる米国の戦争策動に対処し自衛的国防力を全面的に強化していくことで、我らの力で我らを守ってゆくだろう。
主体106(2017)年 4月8日
平 壌